2024年5月9日
在職老齢年金の支給停止調整額が50万円に
老齢厚生年金を受給しながら厚生年金保険に加入していると、給与額によって年金が減額されます。これを「在職老齢年金」といい、減額される額を「支給停止額」といいます。
支給停止額は次の計算によって決まります。
支給停止額＝（基本月額＋総報酬月額相当額－50万円）×1/2
「基本月額」とは、老齢厚生年金の年額を12で割った額で、「総報酬月額相当額」とは、健康保険・厚生年金保険の「標準報酬月額」に直近1年間の賞与を12で割った額を加えた額です。
計算式の中の「50万円」は、支給停止調整額といい、今年4月に48万円から50万円になりました。
永年働き、給料に応じた保険料を払ってきたのに、働くと年金が減額されるという不公平な制度は即刻廃止すべきだと思います。（個人事業または社会保険適用のない会社で働いても減額されない。）
編集者：井上晴司
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